せっかく第二種電気工事士を合格したのなら休まずビル管取得を目指そう!
既に電気工事士の道に入って切磋琢磨しているとか
それ以外で別の目標を見つけた人はもちろんそれに邁進していただくとして
それ以外の大多数の人に対しての1つの提案なのだが
第二種電気工事士合格の勢いで ”ビル管理士” を取得するのはどうだろうか?
第二種電気工事士合格によって
大きな自信と成功体験という貴重なものを手に入れたみなさんであればかなりいい勝負ができると思います
確かに難易度は結構上だが、自信を持ってしっかり対策を立てていけば必ず受かる試験だ!
もくじ
〔 ビル管理士とは? 〕
まずはビル管理士とは一体なんぞや、という話ですよね!
ビル管理士とは正確には建築物環境衛生管理技術者といい、設備管理、衛生管理を含めた総合的なビルの管理を行うスペシャリストであり、国家資格である
ある一定の建築物には専任のビル管理士が必要であり、需要の高い資格である
〔 これだけの理由 〕⇦ 第二種電気工事士の次にビル管理士を狙う

- ビル管理にはさまざまな分野の総合力が必要であり、基本的な4つの資格をビル管理資格4点セット(ビルメン4点セット)と呼ばれていて、そのうちの1つが何を隠そう ⇨ 第二種電気工事士なのだ‥(ちなみに後の3つは・第三種冷凍機械保安責任者・危険物取扱者乙種四類・二級ボイラー技師)
- ダブル資格であればもちろん転職に有利に働くし、場合によっては手当ても見込める
- 電気分野だけでなく、メンテナンス・給排水・空調など守備範囲が広がる
- 3,000m²以上(学校は8,000m²以上)の特定建築物においてビル管理士の専任義務があり貴重な人材となる
〔 ビル管理士の受験資格 〕
全ての人に受験資格があるものではなく、以下の条件をクリアする必要があります
厚生労働省令で定められた
・建築物の用途部分で
・定められた実務に2年以上
従事する必要があり、受験申し込み時に用紙の提出の必要があります
〈建築物の用途部分〉
- 興行場・図書館・美術館など
- 学校(研修場を含む)
- 店舗・事務所
- 旅館・ホテル
- 1〜4までの用途に類似したもの
〈定められた実務〉
- 空気調和設備管理
- 給水・給湯設備管理
- 排水設備管理
- ボイラー設備管理
- 電気設備管理
- 清掃及び廃棄物処理
- ネズミ、昆虫等の防除
〔 ビル管理士と第二種電気工事士の資格のデータ比較 〕

ビル管理士と第二種電気工事士の受験データを比較することで
試験の規模、合格者像のイメージを持っていただきたい
令和元年試験比較 | ビル管理士 | 第二種電気工事士 |
試験機会 | 年1回 | 年2回 |
出題形式 | 五肢択一・マークシート | 4肢択一・マークシート 実技 |
受験者数 | 10,146人 | 122,266人(筆記試験) |
合格者数 | 1,245人 | 65,520人(最終) |
合格基準 | 65%以上 (各項目40%以上) | 概ね6割以上 実技は欠陥の軽重 |
合格率 | 12.3% | 最終3割強 |
※まず受験機会が少なく、合格者そのものも少ないので第二種電気工事士に比べると希少価値がある
合格率は年度によってかなりばらつきがあり、ある意味運に左右される面もある(3割を越えることもある)
あと受験科目であるが
概ね、受験資格の(定められた実務)がそのまま受験科目になったイメージで問題ない
それから試験範囲のボリューム(勉強時間の目安)の違いであるが
第二種電気工事士が200時間であるのに対して
ビル管理士は300時間とかなりUPしている
ただし実技がない分勉強自体は進めやすい
〔 ビル管理士に関する詳しい内容と申し込みは 〕
〔 基本的なアプローチ方(勉強方法)〕
TEXTを読み込み、項目ごとに過去問を解いていく
このサイクルを最後まで繰り返して、
今度は過去問だけを解き進めながら、分からないところはまたTEXTに戻って復習する
さらに過去問題集を繰り返して解き進め、90〜95%の正解率までたどりつけば合格圏内である
〈オススメのTEXT・問題集〉
〔 まとめ 〕

第二種電気工事士合格の勢いでビル管理士の取得を取得する提案をしました
・ダブル取得でさらに転職の武器となり、両方の資格が生きてくる
・電気分野にさらにプラスして、メンテナンス・給排水・空調など仕事の守備範囲が広がる
・何より第二種電気工事士の合格のモチベーションを有効利用できる
などいろいろとメリットのある
ビル管理士の資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか?