年々人気が増している賃貸不動産経営管理士は不動産関連の方にはオススメの資格です。
令和3年4月21日に国土交通省令により賃貸不動産経営管理士の国家資格化が発表されました、
新しい国家資格誕生と言うことで、これからますます注目され、人気も高まっていくものと考えられています。
宅建士の次を考えている人や、管理業務主任者にてこずっている人、どうしても宅建士が取得できない人はもちろんのこと、
全く新しくこの業界に就職、転職を考えている人にはオススメの資格です。
まずは一番比較される管理業務主任者との違いを見てみましょう。
もくじ
賃貸不動産経営管理士と管理業務主任者の比較
受験者数の比較
賃貸不動産経営管理士の受験者数は創設当初より増加傾向で平成30年には管理業務主任者を追い抜きました。
賃貸不動産経営管理士 | 管理業務主任者 | |
平成25年 | 3,946人(創設年) | 18,852人 |
平成26年 | 4,188人 | 17,444人 |
平成27年 | 4,908人 | 17,021人 |
平成28年 | 13,149人 | 16,952人 |
平成29年 | 16,624人 | 16,950人 |
平成30年 | 18,488人 | 16,249人 |
令和 元 年 | 23,605人 | 15,591人 |
令和 2 年 | 27,338人 | 15,667人 |
合格率の比較
今のところ賃貸不動産経営管理士の方がかなり合格しやすいですがますます難化傾向である。
(令和2年に関しては合格率のアドバンテージがあまりなくなってきた)
賃貸不動産経営管理士 | 管理業務主任者 | |
平成25年 | 85.8%(創設年) | 22.5% |
平成26年 | 76.9% | 21.0% |
平成27年 | 54.6% | 23.8% |
平成28年 | 55.9% | 22.5% |
平成29年 | 48.3% | 21.7% |
平成30年 | 50.7% | 21.7% |
令和 元 年 | 36.8% | 23.2% |
令和 2 年 | 29.8% | 23.9% |
業務の比較

賃貸不動産経営管理士の業務
・賃貸人に対する管理受託契約や、転貸時の賃貸人に対する賃貸借契約に関して、
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名・押印
- 契約内容記載書への記名・押印
管理業務主任者の業務
・分譲マンションの管理会社は国土交通省へ業登録の際において、事務所ごとに30管理組合に一人以上の成年者である専任の管理業務主任者を置かなければならない。(設置義務がある)
・次のような独占業務がある。
- 委託契約に関する重要事項説明および重要事項説明書(72条書面)への記名押印
- 管理委託契約書(73条書面)への記名押印
- 管理事務の報告
※今のところ賃貸住宅管理業者の登録は任意であるが今後法整備が進み義務化され賃貸不動産経営管理士も国家資格化されることが見込まれている。
では賃貸不動産経営管理士の試験を知る事から
- 受験資格 特にありません、どなたでも挑戦できます(もちろん宅建士を持っていなくても受験可)
- 試験範囲 賃貸不動産管理に関する知識
- 試験機会 年1回(詳しい範囲と日程は賃貸不動産経営管理士協議会まで)
- 試験内容 四肢択一・マークシート50問 / 2時間
- 合格基準 7割強
- 合格率 3割〜5割
‥概要はこのようになります。
※賃貸不動産経営管理士の試験も管理業務主任者と同じように事前に講習を受講することで試験時に一部免除(5問)がある。
賃貸不動産経営管理士試験へのアプローチ
確かに合格率だけで見れば管理業務主任者よりかなりゆるい感じはするが、人気が高まってきており、
今後ますます合格率が下降する可能性があり、
できれば確実にこの受験で合格を勝ち取る意気込みが重要である、
必要な勉強時間は60時間‥1日2時間で1ヶ月の学習は必要であろう。
勉強の進め方としては、
TEXTを読み進めていき、章ごとに過去問を解いて、進めていく。
最終的に、過去問の正解率を90%以上に持っていければ合格圏内である。
まとめ

・賃貸不動産経営管理士の取得をオススメする理由はとにかく宅建士関連資格の中で最も取得しやすく業務としてそれなりの重みもあるなどさまざまな理由で‥
・賃貸不動産経営管理士と管理業務主任者の受験データの違い。
・賃貸不動産経営管理士の試験の概要。
・賃貸不動産経営管理士の試験へのアプローチ方法
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