これからのAIの時代はビックデータを解析することでデータを掘り起こし新しいマーケットを開拓していく時代と言われています、そしてそこにはまだまだ未開拓の領域が存在し新たに開拓する人材が不足することが予想されていています。
そこで、データ解析のスペシャリストであるデータサイエンティストが今最も注目されています。
データサイエンティストはデータ解析から経営戦略の構築に至るまでまでさまざまな業務をこなす為、幅広い知識やコミュニケーション能力が要求され、
さらには、柔軟な発想力や先見性を持ったオールマイティーな人材が求められています。
ただし、現在データサイエンスを単独で定義する資格(認知されたもの)は存在していません。
ここで、第三者にアピールするにはできるだけ難易度の高い複数の関連資格を取得することが考えられますが、手段(道具)である資格に長時間費やすのもこの”スピードの時代”にはあまりおすすめできません。
これらを踏まえて、出来るだけ短期間でそれでいて確実に取得でき守備範囲も広く勉強も面白い資格を4つ厳選しました。
時代の先端で未開拓の領域をどんどん開拓しようというデータサイエンティストを目指すのですから、これらの資格は一気に片付けて、できるだけ早くデータサイエンティストとしての経験を積み上げていってもらいたいものです。
逆にこれらの資格に手こずるようなら、できるだけ早い段階で路線変更をすることもこの時代を生き抜く処世術でしょう。
- G検定
- オープンソースデータベース技術者認定試験(SILVER)
- Python3エンジニア認定基礎試験
- 統計検定(2級)
もくじ
〈 G検定 〉

ディープラーニングの基礎を初歩から学べます。
・ディープラーニングとは人工知能(AI)の発展を支える技術で、日本語で深層学習とも言い人間が自然に行うタスクをコンピューターに学習させる手法の一つでありここ数年急激にその範囲を広げている‥例を挙げれば車の自動運転の技術・AIスピーカーや囲碁ソフトなどです。
〈 試験の概要 〉
受験資格 | どなたでも挑戦できます |
試験のレベル | ディープラーニングの基礎知識を有し適切な活用方針を決定して事業活用する能力や知識を有している。 |
試験範囲 | 下記記載 |
受験機会 | 年3回(オンライン実施/自宅受験) |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 7割前後 |
合格率 | 70%弱(3人に2人合格) |
受験料 | 一般:13,200円(税込)/学生:5,500円 |
申込先 | 一般社団法人 日本ディープラーニング協会 |
〈 試験範囲 〉
- 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)
- 人工知能をめぐる動向
- 人工知能分野の問題
- 機械学習の具体的手法
- ディープラーニングの概要
- ディープラーニングの手法
- ディープラーニングの研究分野
- ディープラーニングの応用に向けて
〈 勉強方法 〉
範囲のボリューム・合格率からいえば、試験自体は難関ではない‥、TEXTをしっかり読み問題をこなしていけば大丈夫だ、ここでしっかりと基礎を身につける気持ちで学習していただきたい。
勉強の進め方としてはTEXTを読み進めていき、章ごとに過去問を解いて進めていく‥最終的に過去問の正解率を90%以上に持っていって(最低3回はやる必要がある)、試験前日にしっかりとチェックを怠らなければ合格圏内である。
勉強時間は30〜50時間‥1日1〜2時間で1ヶ月が目安です。
〈 オープンソースデータベース技術者認定試験 ( SILVER ) 〉

データベースに関する知識を学べます。
・オープンソース(自由にプログラムの利用、修正、頒布が許されたもの)であり、データベースソフトウェアの一つであるPostgreSQLの技術者であることを認定するための資格試験である。
PostgreSQLというソフトウェアに限定してはいますが、データベースの設計や運用の基本的な考え方が学べます。
〈 試験の概要 〉
受験資格 | どなたでも挑戦できます |
試験のレベル | 「ITスペシャリスト」「アプリケーションスペシャリスト」「ソフトウェアデベロップメント」の3分野において基礎的な知識をマスターしている。 |
試験範囲 | 下記記載 |
受験機会 | 随時受験可(CBT方式) |
試験時間 | 90分(実質85分)50問 |
合格基準 | 7割前後 |
合格率 | 概ね70% |
受験料 | 16,500円(税込) |
申込先 | LPI-Japan |
〈 試験範囲 〉
- 一般知識(16%)
- OSS-DBの一般的特徴
- リレーショナルデータベースの一般的知識
- 運用管理(52%)
- インストール方法
- 標準付属ツールの使い方
- 設定ファイル
- バックアップ方法
- 基本的な運用管理作業
- 開発/SQL
- SQLコマンド
- 組み込み関数
- トランザクション概念等
〈 勉強方法 〉
試験範囲のボリューム・合格率からいえば、概ねG検定と同レベルと言える。
勉強の進め方としてはTEXTを読み進めていき、章ごとに過去問を解いて進めていく‥最終的に過去問の正解率を90%以上に持っていって(問題集は最低3回はやる必要がある)、試験前日にしっかりとチェックを怠らなければ合格圏内である。
勉強時間の目安は60時間‥1日2時間で1ヶ月くらいである。
〈 Python3エンジニア認定基礎試験 〉

今最も有望なプログラム言語であるPython3の基礎を学べる。
PythonはAIやWeb制作などいろいろな開発に用いることができ、
データ処理、分析、解析にも強みを持った非常に汎用性の高い言語となっており、
その基礎を問う試験となっている。
〈 試験の概要 〉
受験資格 | どなたでも受験できます |
試験範囲 | 下記記載 |
受験機会 | 随時受験可(CBT方式) |
試験時間 | 60分(40問) |
合格基準 | 7割以上 |
合格率 | 70〜80% |
受験料 | 10,000円(外税)学割5,000円(外税) |
申込先 | 株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ |
〈 試験の範囲 〉
- 1章 食欲をそそってみようか
- 2章 Pythonインタープリタの使い方
- 3章 気楽な入門編
- 4章 制御構造ツール
- 5章 データ構造
- 6章 モジュール
- 7章 入出力
- 8章 エラーと例外
- 9章 クラス
- 10章 標準ライブラリめぐり
- 11章 標準ライブラリめぐり-PartⅡ
- 12章 仮想環境とパッケージ
- 13章 次はなに?
- 14章 対話環境での入力行編集とヒストリ置換
〈 勉強方法 〉
試験範囲のボリューム、合格率からいえば、試験自体は難関ではない‥
全くの初学者であってもTEXTをじっくり読み込んでポイントを外さなければ,1日1時間で1ヶ月の学習で合格圏に到達できる‥
少し学習したところで試験日を決めてしまうのもテンションを保つコツだ。
ちゅうちょなくなく挑戦して‥サクッと一発で合格してしまいましょう。
〈 統計検定(2級) 〉

統計学の基礎を学べます。
データサイエンティストにとって最も重要な位置を占めるデータ解析の基礎となる学問になります。
単なるデータの羅列から金脈を掘り当てるポイントとなる道具です。
プロのデータサイエンティストになるには必須のアイテムです。
〈 試験の概要 〉
受験資格 | どなたでも受験できます |
試験レベル | 下記記載 |
試験範囲 | 下記記載 |
受験機会 | 随時受験可(CBT方式による) |
試験時間 | 2級90分35問マークシート:3級60分30問マークシート |
合格基準 | 概ね2級60%:3級65% |
合格率 | 2級40〜45%前後 :3級60〜70% |
受験料 | 2級7,000円(税込):3級6,000円(税込) (学割はともに−2,000円) |
申込先 | 一般財団法人 統計質保証推進協会 |
〈 試験のレベル 〉
2級 | 大学の基礎統計学の知識と問題解決力 |
3級 | データの分析において重要な概念を身につけ、身近な問題に活かす力 |
〈 試験の範囲 〉
〈 4級 〉
- 統計的問題解決の方法
- データの収集
- 統計グラフ
- データの集計
- データの代表値
- 分布の散らばりの尺度とグラフ表現
- クロス集計表
- 時系列データの基本的な見方
- 確率の基礎
〈 3級 〉‥4級の内容に加えて以下の内容
- データの種類
- 標本調査と実験
- 統計グラフとグラフの集計
- 時系列データ
- データの散らばりの指標
- データの散らばりのグラフ表現
- 相関と回帰
- 確率
- 確率分布
- 統計的な推測
〈 2級 〉‥3級の内容に加えて以下の内容
- 1変数データ
- 2変数以上のデータ
- 推測のためのデータ収集法
- 確率
- 確率分布
- 標本分布
- 推定
- 仮説検定
- カイ二乗検定
- 線形モデル
〈 勉強方法 〉
勉強の進め方としてはTEXTを読み進めていき、章ごとに過去問を解いて進めていく‥最終的に過去問の正解率を90%以上に持っていって(2級は最低3回はやる必要がある)、試験前日にしっかりとチェックを怠らなければ合格圏内である。
勉強時間の目安は100時間‥1日1時間で3ヶ月強あるいは1日2時間で2ヶ月ほどです。(ちなみに3級なら概ね60時間である)
合格後のビジョン
合格する人の特徴として、当然合格するという前提でその次の一手を考えるものです。
モチベーションを高める意味でも、勉強と同時並行で、
より具体的なデータサイエンティストとしての求人情報を集めてみましょう!
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〔 まとめ 〕

今回はデータサイエンティストを目指す資格4選ということで4つの資格を紹介しました。
この中では統計検定の2級が一番難しいということになるので、心配なら3級から積み上げていってもいいと思います。
4つも取得するのは大変だと思うかも知れませんが実はこの4つの資格をすべて取得するのも簿記2級の資格を1つ取るのもあまりボリュームに違いはありません、
ですので気軽な気持ちで挑戦して楽しく合格証書を集めていきましょう‥一つ合格すればモチベーションも上がっていきますよ。
ぜひ4つ集めてデータサイエンティストを目指してみてください。
〈 関 連 講 座 〉
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