電験三種|電気工事士から目指すメリット

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電験三種|電気工事士から目指すメリット

かなりハードな道のりだが全然アリだ

〔これだけのメリット〕☜ 電気工事士から電験三種を目指す

・電気主任技術者として実際に管理・監督者としてやっていく上で電気工事士の作業の技能や経験があった方がより細かいところに目が届くし説得力がある。

・現場経験のある(資格だけでなく)電気工事士であれば誰もが経験している失敗など(電極の接触によるショートなど)から電気の怖さを知っているので、最重要事項である設備の安全性という事を考える上でイメージしやすい。

・電気工事士の設備・部品・工具に対する知識や電気の理論といった基礎知識があると電験三種の勉強にすんなり入っていきやすい。

・逆に全く電気の知識がない人が電験三種の資格取得を考えた時に、自分が電気の世界に向いているのか、仕事としてやっていけそうなのかを見極めるにはまず第二種電気工事士の資格を取てみるというのはちょうどいい試金石と言える。

・事業用の電気工作物を設置してある場所においては工事・維持・運用に関して保安の監督をする主任技術者の専任義務があるため資格手当のある場合もあるし、転職・就職のアピールとなり得る。

・資格取得により大きな自信にもなるし、周りからの評価も上昇する。

※ このようにメリットのある資格です。

〔電験三種の資格を取る〕

  • 受験資格 どなたでも受験できます
  • 試験範囲 下記
  • 試験機会 年1回
  • 試験時間 理論/90分・電力/90分・機械/90分・法規/65分
  • 出題形式 五肢択一・マークシート
  • 合格基準 各科目55点前後(調整あり)
  • 合格率  6〜9%(科目合格者は25〜30%)
  • 受験料  4,850円(非課税)ネット申込

〈 試験範囲 〉

理論電気理論、電子理論、電気計測及び電子計測
電力発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路(屋内配電を含む。)の設計及び運用並びに電気材料
機械電気機器、パワーエレクトロニクス、電動機応用、照明、電熱、電気化学、電気加工、自動制御、メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法規電気法規(保安に関するものに限る。) 、及び電気施設管理

〔電験三種試験に関する詳しい内容と申し込み〕

試験の詳しい内容と申し込みは

一般財団法人 電気技術者試験センター をご覧ください。

〔電験三種の試験へのアプローチ〕

勉強のイメージがしやすい様に

1年で合格を目指すプランA

2年で合格を目指すプランBをモデルケースとして用意してみました、

〔 プランA:1回で合格を目ざす 〕

・合格者の平均的な勉強時間の1000時間を試験日までに捻出できる方は一発合格を目指しましょう。

10ヶ月で仕上げる平日時間×5日‥10時間
土日 合わせて ‥15時間  合計25時間×4週
月‥100時間 × 10ヶ月 = 1,000時間
10ヶ月で仕上げる平日時間×5日‥15時間
土日 合わせて ‥10時間  合計25時間×4週
月‥100時間 × 10ヶ月 = 1,000時間
8ヶ月で仕上げる平日3.5時間×5日‥17.5時間
土日 合わせて ‥15時間  合計32.5時間×4週
月‥130時間 × 8ヶ月 = 1,040時間
6ヶ月で仕上げる平日5.5時間×5日‥27.5時間
土日 合わせて ‥15時間  合計42.5時間×4週
月‥170時間 × 6ヶ月 = 1,020時間

これを見ていただければ分かるが年一回の試験に1000時間の準備をするのは相当ハードである‥基本的には試験合格者はこのスケジュールをこなしている‥もしこのスケジュールをこなせそうなら一発合格を目指しましょう、もしこのスケジュールが無理ならプランBの複数年合格を目指しましょう。

〔 プランB:2回で合格を目ざす 〕

プランBは部分合格制度を利用して2科目部分合格×2回で合格を目指すモデルケースです。

2年×10ヶ月で仕上げる平日1.5時間×5日‥7.5時間
土日 合わせて ‥10時間  合計17.5時間×4週
月‥70時間 × 10ヶ月 = 700時間 / 年間
2年×10ヶ月で仕上げる平日時間×5日‥10時間
土日 合わせて ‥7.5時間  合計17.5時間×4週
月‥70時間 × 10ヶ月 = 700時間 / 年間
(これだと土日のどちらかは休日にできる)
2年×8ヶ月で仕上げる平日時間×5日‥10時間
土日 合わせて  ‥12.5時間  合計22.5時間×4週
月‥90時間 × 8ヶ月 = 720時間 /
2年×6ヶ月で仕上げる平日3時間×5日‥15時間
土日 合わせて ‥15時間  合計30時間×4週
月‥120時間 × 6ヶ月 = 720時間 / 年間

これだとプランAに比べるとかなり余裕を持って勉強できる。

個人的な意見だが、実際はプランBの時間しか勉強できていないのに4科目受験して撃沈している人が大多数いるように思う(1000時間というのは思っているより厳しい)‥であるならば最初から2科目に集中して確実に部分合格して2回目で確実に合格するという方が合理的だ。

勉強の進め方としてはプランAもプランBも変わらない‥

TEXTを読み進めていき、項目ごとに過去問も同時に進めていく‥最終的に過去問正解率を95%以上に持っていって(最低5回はやるべきでしょう)、試験前日にしっかりとチェックを怠らなければ合格圏内である。

かなり長期の勉強期間にはなりますが、しっかりとコントロールできるなら独学でも十分合格は狙えます。

さらに効率的で効果的な方法としてスマホ学習という方法もあります:

合格後のビジョン

どんな資格にも共通して言えることですが、

合格する人の特徴として、当然合格するという前提でその次の一手を考えるものです。

勉強の合間にでも電験三種の求人情報などを取り入れることは、

モチベーションを高める意味でも有効な手段です。

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〔 まとめ‥電験三種|電気工事士から目指すメリット 〕

今回は電気工事士から電験三種を目指すメリットとは?というお話でした。

どんな職業でも当てはまると思いますが現場経験者が、管理・監督者の立場を目指すのは自然な流れですし、試験はもちろん合格後の実務においても電気工事士の知識と経験が役立つはずです。

確かに試験のレベルは電気工事士に比べるとかなり高くはなりますが、あくまでも電気工事士の延長線上にある勉強だと言い聞かせてください。

実技試験を勝ち抜いた自信と誇りをモチベーションに変えて勉強に臨めば必ず結果はついてきます。


 

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