実はITパスポート試験は他の情報処理技術者試験と決定的な相違点がありそのメリットを十分に活かすことが合格への最も重要な攻略法になります!
もくじ
他の情報処理技術者試験との相違点とは?
まずここで言う他の情報処理技術者試験とは、基本情報技術者試験、応用情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験、その他の高度情報技術者試験といった国家試験のことを指します。
これらの試験の多くはPBT方式=Paper Based Testingで行われていて、インターネットで申し込んで1年に1回または2回の試験日に大学などの大きな施設で一斉に筆記(マークシート)試験が行われる試験である。
これに対してITパスポート試験、基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式=Computer Based Testingで行われていて、申し込みは同じくネットだが、試験そのものもパソコンを使用してマウスやキーボードから解答を入力する方式で、場所も日にちも分散して行われる。
ITパスポートの必勝法とは?

他の情報処理技術者試験は試験日があらかじめ決まっているためその日に勉強が完成していなければほぼ敗退が決まっているが、ITパスポートは唯一年間を通して自分で試験日を決めることができるので(多少の前後はあるが) このメリットを最大限に利用して、合格レベルに到達してから、あるいはそのメドがたってから試験日を決めること‥このことがこの試験の必勝法です!
タイムスケジュールで説明すると次のようになります
【 令和3年 ITパスポート試験 】
2021年X月 ITパス勉強開始
合格レベルに到達2021年Y月 ITパス試験申込
- 2021年Z月 試験日 合格!
理論的に考えればその通りなのだが実際の試験結果は次のようになっている
令和元年度 ITパスポート試験結果
応募者数 | 117,923人 |
受験者数 | 103,812人(88.0%) |
合格者数 | 56,323人(54.3%) |
応募者から考えると実に半数以上の人が涙を飲む結果となっている
ではなぜこれだけの人が落ちてしまうのか?
⚪︎ まず資格初心者の人にありがちだが「 半分も合格できるんだったらそれなりに勉強すれば受かるだろう‥」という気持ちで始めた。
⚪︎ 会社や学校が受験日を指定したので間に合わなかった。
⚪︎ 試験日まで結構時間を取ったので大丈夫だと思っていた。
⚪︎ 自分では合格レベルに到達していたと思っていたが実際はボロボロだった。
言い訳と言ってしまえばそれまでだが、不合格になるには確かにそれなりの理由があるはずだしそこから学習するべきことも多い!
ずばり言えばITパスポートは簡単ではない!
ここまで読んでいただければ、うすうす感じてもらえたかも知れませんが‥そうなんですITパスポートは実は簡単ではないんです
こちらから試験日を決めて受けるのに(一部そうでない人もいますが)半分も落ちちゃうんです。
しっかりと自分の立ち位置(レベル) を試験を申し込む前に把握する必要があります、方法としては過去問や予想問題集(難易度が本試験と同等か難し目のもの)をしっかりと時間を区切ってやってみて点数を出してみる、これを複数回行う‥です。
それから十分に合格レベルに到達したことを確認してから受験する、これがITパスの攻略法です。
繰り返しますが、この確認作業を怠って受験するために実に多くの人が撃沈してしまうのです!
ITパスポートは5割も受かる簡単な試験だという先入観はこの場で捨ててください!
このことをよく理解して必ず実行してください!
それから合格を勝ち取ってください!
全ては合格するために! 〜まとめ〜

今回はIT試験初心者に向けてITパスポート試験の攻略法ということでその重要ポイントとなる心構えについてお話しさせていただきました。
IT試験の入門の位置づけで語られることが多く、ついつい安易に取り組みがちな資格ですが、実はなかなかの曲者ですね。
その特異性をよく理解してぜひ合格に結び付けて頂ければ幸いです。
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