もし、ITパスポート試験に合格した皆さんが次のターゲットとして情報セキュリティマネジメントの資格取得を目指すなら、それは非常に有益な選択となります。
まず第一に「 ITをより安全に活用する 」という現代社会で最も重要度の高い命題に貢献できます。
どこどこの企業がサイバー攻撃を受けて個人情報がごっそり盗まれた‥などというニュースを最近よく耳にしたりしますが、
会社はその規模にかかわらずたえず危険にさらされていて、情報キュリティをマネージメントできる人間が圧倒的に不足しています。
情報セキュリティマネジメントはITパスポート取得者にとっては最も近い資格であり、最も評価価値のある強力なオプション獲得になります。
【 令和4年度上期 情報セキュリティーマネジメント試験 】
2022年5月9日(月)
↕︎ 申し込み期間
午前/2022年6月20日(月)、午後/2022年6月21日(火)
2022年6月1日(水)〜午前/2022年6月23日(木)、午後/2022年6月26(日)(CBTのため数日間)
詳しくは情報処理推進機構まで
もくじ
【これだけの理由】 ⇦ ITパスポート の次に取るなら情報セキュリティマネジメントがいい
⚪︎情報漏洩やシステム(ソフト)破壊といったさまざまな情報関連問題への適切な対応ができるようになる。
⚪︎2016年に新設されたばかりでまだ合格率が高め。(今後下がる可能性は十分にある・令和元年で49.4%)
⚪︎試験範囲がITパスポートと共通部分がある‥それ以外も周辺範囲なので取り組みやすい。(基本情報処理技術者とも共通部分がある)
⚪︎IT業界への就職・転職のアピールになる。(ITパスポートとのダブルならさらに有効です)
⚪︎さらに上位の情報処理技術者(情報処理安全確保支援士など)の資格取得の足がかりになる。
⚪︎情報セキュリティのマネジメントができる人の需要がますます増加傾向である。
⚪︎資格を取得することでさらに自信につながる。
‥このように魅力のある資格です。
情報セキュリティマネジメントとITパスポート受験データの比較
ITパスポートの受験を経験している人はもちろんのこと、
これから初めて情報処理関連の資格を取得する人にも
試験のイメージをつかんでいただきやすくなると思います。
令和元年度試験比較 | 情報セキュリティー マネジメント | ITパスポート |
試験日程 | 年2回 | 随時実施 |
試験方式 | AM 四肢択一 50問 PM 多肢選択 3問 | 四肢択一 100問 |
合格基準 | AM、PMともに6割 | 6割(各分野3割足切) |
試験時間 | 180分 | 120分 |
申し込み者数 | 36,679人 | 107,172人 |
受験者数 | 28,116人 | 95,187人 |
合格者数 | 13,902人 | 49,221人 |
合格率 | 49.4% | 51.7% |
合格者平均年齢 | 37.2歳 | 28.6歳 |
令和3年現在どちらの試験もCBT方式(答えをコンピュータに入力するタイプの試験)です。
情報セキュリティマネジメントはITパスポート試験に対して、
規模では1/3以下・合格率は同じぐらい・合格者の年齢は10歳近く上
ということから、ある程度社会人としてのキャリアがある人が合格していることが分かっていただけると思います、
これはITパスポート試験はコンピューターを扱う全ての業種の人を対象にしているのに対して、
情報セキュリティマネジメントの方は情報システムのより安全な利活用を推進する者を想定しているからに他なりません。
したがって、ITを活用する全ての企業にお勤めの方、またそれをめざす学生さんにとっても価値のある資格といえます。
それでは頑張って情報セキュリティマネジメントを取得しましょう!

〈 試験の範囲 〉
出題範囲は広範囲にわたり
情報セキュリティに関する総合力を問う試験となっている。
大きくは
- 情報セキュリティ
- 法務
- 関連分野
の3分野に分かれていて、
それぞれの分野はさらに以下の項目に分かれている
〔 情報セキュリティ 〕
情報セキュリティ全般 |
情報セキュリティ管理 |
セキュリティ技術評価 |
情報セキュリティ対策 |
セキュリティ実装技術 |
〔 法務 〕
情報セキュリティ関連法規 |
知的財産権 |
労働関連・取引関連法規 |
その他の法律・ガイドライン・技術者倫理 |
標準化関連 |
〔 関連分野 〕
テクノロジ |
マネジメント |
ストラテジ |
〈情報セキュリティマネジメント試験に合格するためのアプローチ〉

◉全くの初学者が試験に合格するのに必要な時間は:200時間〜
◉ 予備知識のある方に関しては:程度により50時間〜
〔アプローチ法〕
勉強の進め方としては、
まずは、章ごとにTEXTを読み進めていき過去問を解いていく、というのがオーソドックスなやり方です‥
ITパスポートの試験勉強を経験していれば、概ね感覚はつかんでいただいているとは思いますが、
最低でも問題集だけで3回転はする必要があるでしょう。
最終的に、過去問の正解率を90%以上に持っていければ合格圏内に入っています。
合格率から考えると決して難しい試験とは言えませんが、できれば時間にゆとりを持って早めに仕上げましょう。
ITパスと違って試験のチャンスが年2回しかないので、一度失敗すると再受験まで半年待ちになってしまいますので、
取りこぼしのないように⇨1回で決めてください!
スマホを利用したオンライン学習という方法もあります:スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】
まとめ

ITパスポートをすでに取得している人にとっては、試験範囲に共通知識、関連知識が多く、
距離が近い資格なので、資格取得への道が非常に有利であること
また、
情報セキュリティマネジメント資格取得することで
情報を脅かす外敵から会社を守る知識を獲得できるので、会社にとって有益な人材となれること
という理由でITパス取得者には情報セキュリティマネジメント資格を強くお勧めしてきました。
今後もますますその重要性、範囲も広がっていくことは間違いない資格ですので、
ぜひこの機会にサクッと取得してください!
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