マンション管理士を受ける前に取る資格5選!

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マンション管理士を受ける前に取る資格5選!

今回は「今から、マンション管理士でも勉強しようかな!」と考えている資格初心者や受験勉強以来もう何年もまともな勉強をしていない人を対象にしたお話です。

そのような方々にはマンション管理士に挑戦するにぜひ取得しておいた方がいい資格があります。

何故わざわざそのような資格を狙うのかという理由と、その資格のラインナップを解説していきます。

理由その①

マンション管理士という資格は合格率8%前後の‥つまり10人に1人も受からない厳しい試験なのですが、しっかりした対策を立てずに挑戦して撃沈して行った人が山のようにいます。

確かに受験資格に制限はないため基本的にはどなたでも挑戦できますし、「行動すること」は非常に素晴らしい事なのですが、やはり勝ち目のある戦略というものが大事なのです。

そこであえて明らかに難易度的にランクが下である次の資格を「第一関門」に設けて、そのうちのどれか一つ又は複数合格して初めて挑戦権が発生するという一つのルールを作っておく事で、まずはしっかりとウォーミングアップをするイメージです。

それと一度合格する事で「TEXTから情報を得て、問題集を繰り返し、一定のレベルに到達した後に試験に合格する」‥という一連の「合格プロセス」を成功体験しておく事で、マンション管理士の戦略の構築と実践に役立ちます。

理由その②

マンション管理士も実際に実務を行なっていくにあったっては、他の士業と同じようさらにいくつかのスキルが必要ですし、マンションの管理会社に転職するような場合にも+αの資格を取得しておいた方が条件が有利になるというメリットがあります。

確かにマンション管理士合格後に取得することも可能ですが、万が一マンション管理士がダメだった場合でも、先に取っておけばこれらの資格は残りますし別の方向に向けての足がかりにもなります。

+αであり一種の保険といった意味合いです。

資格を取る前に別の資格を取るなんて一見遠回りのように感じるかも分かりませんが、マンション管理士に関しては上の2つの理由からお勧めしています、

もちろん、すでに独自の戦略のイメージをお持ちの方はまっすぐにマンション管理士の試験に向かってください!

では、マンション管理士の前に取る資格とは?

当然、マンション管理士よりも難易度の低い資格ということになりますが、あまりにも下すぎても意味がないですし、近すぎると疲れてしまいます‥ズバリ次の条件で厳選しました。

  • それぞれマンション管理士の実務に役立つ
  • 全くのZEROベースからでも挑戦できる
  • それぞれ使い勝手がいい資格である

 

これを踏まえて次の5つの資格を紹介します。

 

  1. ITパスポート
  2. Excel
  3. FP2級
  4. 管理業務主任者
  5. 宅建士

 

1つ資格を取ることで自信になります!

ま ず は 1つ ゲット し よ う !
nobu

① ITパスポート

ネットコンピュータを使いこなす技術や理論の習得です。

法人の求人の条件に最も多い「PCが使える」に答えるものになりますし、実際に実務でも最も必要な資格です。

自分のタイミングで受験できますし、使いかっても抜群です。

 

おすすめ度
難易度
勉強時間50〜150時間

 

〈試験の概要〉

受験資格特になし
試験の内容※CBT 
受験機会随時受験可
合格基準600点/1000点
合格率概ね5割
受験料5,700円(税込)
申込先情報処理推進機構

※CBTとはPC(操作はマウスやキーボード)を使った試験のことです

 

 

 

試験のレベルを考えると、ITパスをすんなり取れない人はマンション管理士はかなり厳しいと思って間違いありません‥

そういう意味では受けるなら絶対に取る必要があります‥

もちろん独学でも十分に合格できますが、初学者にはスマホ学習もあります:スタディング

② Excel

文書作成をする時に確実に必要なスキルです、手書きの文書はあり得ません!

Wordでも構いませんが表やグラフなどの挿入も簡単ですし汎用性が高いのでExcelの方がお勧めです。

我流でもある程度は対応できますが、長い目で見れば取得しておいた方が断然便利です。

2013 2016 2019‥ と作成された年号別に分かれて、それぞれが単独の試験です。

 

おすすめ度
難易度
勉強時間50〜60時間

 

〈試験の概要〉

受験資格特になし
試験の内容全てPCを使った実技試験
受験機会随時受験可
合格基準公表されていないが7割前後
合格率公表されていない
受験料一般 10,780円(税込) 学生 8,580円(税込)
申込先MOS公式サイト

 

 

 

 

Excelに関してもやはり難易度から言って、受けるなら必ず取らなければいけない試験です。

2013、2016、2019と数字が上がるほど難易度は高まりますが、機能面でアップデートされていきますので、

おすすめは最新のものになります。

とは言え全てPCのスキルですので、あまり自信のない人は習うことをお勧めします:office資格対策講座:ヒューマンアカデミー

③ FP2級

修繕積立金の運用方法の検討をしたり、マンション管理組合の資金運用にも役立ちますし、

入居者に対する資産運用のコンサルティング業務を視野に入れたものになります。

少しボリュームが負担に感じるなら一旦3級を取得しておいて、マンション管理士合格後改めて2級を取得する方法もあります。

 

おすすめ度
難易度
勉強時間200〜300時間

 

〈試験の概要〉

受験資格 2年以上の実務経験またはFP3級取得
試験の内容筆記(学科/実技とも)
受験機会年3回
合格基準6割(学科/実技とも)
合格率2〜3割
受験料8,700円(非課税)
 申込先日本FP協会

 

 

 

 

 

 

3級⇨2級となると3ヶ月は少し厳しいかもわかりませんが、

やはりマン管の資格に挑むのであれば、最短で通り抜ける必要があります。

これも独学でも可能ですが、初学者なら3級2級がセットになったスマホ学習も効率的です:スタディング FP講座

④ 管理業務主任者

管理業務主任者を先に取得する最大のメリットは間違いなくマンション管理士試験の5点免除です。

単に5/50ならそんなに大したことないと感じる方も多いかも分かりませんが、実際は合格ラインの上下に最も多くの人が集中するのでとてつもなく大きな5点になります、

しかも試験の範囲も半分以上重複していますので、W資格取得を勧めているのもよく見受けられますが、同時受験の場合は5点免除を受けることが出来ませんので、あくまでも管理業務主任者取得してからマンション管理士の順番です。

 

おすすめ度
難易度
勉強時間200時間

 

〈試験の概要〉

受験資格特になし
試験の内容四択・マークシート
受験機会年1回
合格基準概ね7割
合格率20%強
受験料8,900円(非課税)
申込先マンション管理業協会

 

 

 

 

よくマン管とのダブル資格を同時に狙う人もいますが、

正直お勧めしません、失敗する人の方が多いからです‥

両方狙ったために管理業務主任者も僅差で落としてしまった場合のリスクが大きすぎます、

王道はまずは管理業務主任者1本に絞ってマン管の5点免除を死守することです:管理業務主任者

マン管を1年遅らす事になるので絶対に落としてはいけません、確実に取りましょう:マンション管理士・管理業務主任者

⑤ 宅建士

同じ不動産系の資格で最も汎用性のある人気の資格です。

マンション管理士のウォーミングアップとしては最強の資格ですが、民法、建築基準法、区分所有法など共通する科目も多く、

今後を占う意味でもこれをすんなり取れるかどうかで決まってきます。

マンション管理士とのW資格取得になれば転職にはかなり有利になります。

 

おすすめ度
難易度
勉強時間200〜300時間

 

〈試験の概要〉

受験資格特になし
試験の内容四択・マークシート
受験機会年1回
合格基準33点前後
合格率概ね15%
受験料7,000円(非課税)
申込先不動産適正取引推進機構

 

 

 

 

宅建士に関してもかなり厳しい試験であることは間違いありません、

ですがやはりマン管の方がもう1ランク厳しい試験であるため、

宅建士のトラップにハマって抜け出せないようでは、マン管挑戦権はもらえないと思ってください:宅建士

絶対に落としてはいけません、使える時間は全て有効に使ってください:宅建士試験

まとめ〔 マンション管理士を受ける前に取る資格 5選〕

今回は「 マンション管理士を受ける前に取る資格5選! 」ということで

マンション管理士の資格の取得を考えた時に、まずその前にとっておくべき資格を5つ紹介しました。

 

  1. ITパスポート
  2. Excel
  3. FP2級
  4. 管理業務主任者
  5. 宅建士

 

 

マンション管理士に挑戦する前のウォーミングアップで

小さな成功体験と道具の準備をしましょうという提案でした。

いずれにしてもゴールを信じて楽しんで進みましょう!


 

 

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