マクドナルドの値段から見えてくる世界の経済

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マクドナルドの値段から見えてくる世界の経済

ちなみに皆さんはマクドナルドのハンバーガーは好きですか?


僕もよく海外旅行へ行きますが、世界のどんな国へ行ってもだいたいのところにはお馴染みの黄色いMのマークのマクドナルドがありますよねー‥

しかも、いつどこのマックへ行っても人がいないのをあまり経験したことがないので、外人・老若男女問わずみなさん好きなんだなーとつくづく思います‥初めて一人で行く所だとそれだけでホッとしたりもしますが‥

今日はその中でも不動の人気を誇るビックマックから世界の経済を覗いてみたいと思います。

〔ビックマック指数〕

みなさんはビックマック指数なるものをご存知ですか?

僕たち凡人は旅行していてマクドナルドがあればとりあえず安心‥程度の感覚ですが、考える人は‥「ちょっと待てよ‥この前△△に行った時はビックマック〇〇ドルで、今回は〇〇ドルということはかなり安いな‥いや、これってどこ行ってもビックマック食べて比べたらもっと世界が見えてくるかも‥」

ということで‥(イギリスの専門誌「 エコノミスト 」によって1986年以降毎年報告されている)‥『 ビックマック指数 』というものが考え出されました。

これは世界各国で販売されているビックマック1個の値段を単純にドル換算で表したものである‥ビックマック(普通のはんバーガーではなく) にしたところがスパイスが効いていて語呂がいい。

ちなみに下記に2020年のビックマック指数の抜粋をあげておきます。

1ドル = 110円 換算

国  名US ドル( 円 )
1位スイス6.71739
2位ノルウエー5.97657
3位アメリカ5.67624
13位シンガポール4.38482
18位韓国3.89428
26位日本3.54390
40位ベトナム2.85313
46位香港2.64290
49位台湾2.41265

※出典:エコノミスト ビックマック指数

感覚としてはこの表を見て順位の低いところで ビックマック‥つまりはマクドナルドで食事をすれば割安だ‥と思っていただければ十分だが、

せっかくなのでもう少し深掘りをして経済学から切り込んでいきたいと思います。

〈一物一価の法則〉

一物一価の法則とは、財やサービスの価格とは、通貨の購買力を表すため、財やサービスの取引が自由に行える市場では、同じ商品の価格は1つに決定するという法則である‥

要は基本的には国内であろうが外国であろうが物が全く同じであれば同じ値段になるというのがこの考え方である。

〈 購買力平価説 〉

購買力平価説(1921年:スウェーデンの経済学者、G・カッセル により唱えられた) ‥外国の為替相場が自国通貨と外国通貨の購買力の違いによって決定されるという理論。

簡単に言えば上の一物一価の法則のもとでは同じ商品は同じ価格に落ち着くので、長期的には為替相場のほうが変化していくという考え方。

〈 理論上の経済 〉

それでは先ほどビックマック指数をこの説(購買力平価説)に当てはめて考えると理論上はどうなるか説明します。

ビックマック1個の値段:アメリカ 5.67ドル=日本3.54ドル。(値段に差がある)

理論上は(この説に従えば)‥長期的にかなり円高(ドル安)に動いて、

1ドル=110円 

 

1ドル = 68.8円 ‥これで日本も1個=5.67ドル

となるはずである。

先ほどのビックマック指数の表の下位の国々は長期的に軒並みドル安に為替が動くはずである‥という部分までがビックマック指数本質の部分です。(なるほど考える人は考えているんだなー)

〔 まとめ 〕

今回は「 マクドナルドの値段から見えてくる世界の経済 」ということでビックマック指数を切り口にお話ししましたがいかがでしたでしょうか?

ただし理論と実際に隔たりがあるのが経済学で、実際には、場所による賃金の違いや原料代の違い・生産性の違い・営業努力の違いなどがあり1個にかかるコストにはかなりの違いがあるのでとても同じビックマックとは言い難いのが現実なのです‥それを言っちゃーおしまいよ。(経済を考える時には仮定が大事です‥この場合はどこへ行っても全く同じコストのビックマックです)

でも旅行へ行って安いビックマック(マクドナルド)を食べると後で話のネタにしたりしますよねー‥その辺りが一番健全でいいと思います。(この説を利用して為替で儲けようとはくれぐれも考えないように‥(当局は一切感知しません))

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