中間管理職と言えども転職となれば、再度中間管理職となる人、同業種一般平社員になる人、異業種一般平社員になる人、さまざまですが、
現在持っている中間管理職としてのキャリアに出来るだけ有効な資格を履歴書に加えることができるかどうかで、今後の選択肢に大きく影響するものです。
転職に先立って資格を取得しておくという行動力は必ず自分に返ってくるはずです!
もくじ
今回おすすめする資格
今回は準備期間が2ヶ月〜半年以内という制約の中で、
最大限有効な資格で合格可能なもののBEST5を集めてみました。
もちろん努力なくして合格はありませんが、しっかりと敵を分析してから臨めばおのずと結果はついてきます、思い切ってチャレンジしてみてください。
- 第二種電気工事士
- 宅建士
- 簿記2級
- 通関士
- キャリアコンサルタント
① 第二種電気工事士

最も基本的なインフラである電気は我々の生活になくてはならないものであり、しかも工事は複雑な作業の組み合わせなので自動化が難しく将来的に残り得る資格と言われています。
また全くのZEROスタートでも短期の学習で合格可能な資格です。
電気工事のほとんど手作業のため指先が器用な人の方が後の苦労は少ないですが、一つ一つ練習していけば基本的にはどなたでもマスターできます。
実技の試験はあらかじめ出題される問題がOPENになっているので(その13課題のうちの1つが出題されます)2〜3回練習して解説をよく読んでおけば合格レベルです。
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 100〜150時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 特になし |
試験の内容 | 筆記・技能 |
受験機会 | 年2回 |
合格基準 | 筆記60/100 |
合格率 | 最終概ね3割 |
受験料 | 9,300円(税込)ネット申込 |
申込先 | 電気技術者試験センター |
勉強法など詳しい情報は:第二種電気工事士
② 宅建士

実は宅建士という資格は年1回の試験であるにも関わらず20万人もの人が受験する日本では指折りの大メジャー資格である。
しかもここ数年受験者(特に女性)の伸び率が大きいトレンド資格でもあります。
不動産契約時の重要事項説明や説明書・契約書への記名押印といった独占業務があり、また不動産取引建物業者には宅建士の設置義務があるため需要も人気も絶えず上位に位置していて転職からイメージされる最も有名な資格とされています。
ただし合格率はここ数年は15%前後となっており、しかもそこには不動産関連の方が多くを占めるため、ここに割って入るにはそれなりの覚悟と戦略が必要になってきます。
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 200〜300時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 特になし |
試験の内容 | 四択・マークシート |
受験機会 | 年1回 |
合格基準 | 33点前後 |
合格率 | 概ね15% |
受験料 | 7,000円(税込) |
申込先 | 不動産適正取引推進機構 |
勉強法など詳しい情報は:宅建士 合格ラインを上回る勉強法
③ 簿記2級

経理の要となりうる資格であるのはもちろん、会社内でどのようなポシションに付くにしても会社の財政状態やコストの把握の手助けとなるため+αとしては有効な資格である。
ただし2級とはいえ運悪く難問に当たるとかなり合格率が下がってしまうので(2割を割り込むことある) それなりの準備は必要である。
全くのZEROスタートなら3級の勉強から始めた方が結局は早く2級の合格レベルまで到達できます。
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 200〜300時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 特になし |
試験の内容 | 筆記(商業簿記・工業簿記)90分 |
受験機会 | CBTでは随時、統一試験は年3回 |
合格基準 | 7割 |
合格率 | 概ね2割 |
受験料 | 4,720円(税込) |
申込先 | 日本商工会議所 |
※※2021年現在、ネット試験(CBT)が実施されており、基本的には年間何度でも、いつでも挑戦可能になっています(年間数日の受験停止期間があります)、従来の統一試験(年3回)も並行して実施されています。
勉強法など詳しい情報は:【簿記2級必勝法】〜合格するための基本戦略〜
④ 通関士

通関手続きの代行業務を唯一行える国家資格で通関業者の各営業所に設置義務があり通関業務そのものも独占業務である。
業種としては限られてはきますが、多くで資格手当なども期待でき、準備半年で取得出来得る最高の資格と言えるでしょう。
逆にいえばこの5つの資格のの中では、一番覚悟が必要でやりがいのある資格であるともいえます。
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 300〜400時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 特になし |
試験の内容 | 筆記/マークシート |
受験機会 | 年1回 |
合格基準 | 各科目6割程度 |
合格率 | 15%前後 |
受験料 | 3,000円(税込)書面 |
申込先 | 財務省関税局 |
勉強法など詳しい情報は:通関士
⑤ キャリアコンサルタント

そもそもキャリアコンサルティングとは、個人の能力や特性から職業の選択や職業訓練等の職業能力開発をより効果的に行えるようにアドバイス、指導を行う仕事で、それを行う人をキャリアコンサルタントといいます。
活躍の場は、ハローワークやジョブカフェといった公的な職業紹介機関等で仕事の斡旋をするポジションであったり、学校等で個人の適正に応じた職業の選択のアドバイスをしたり、一般企業において社員の教育訓練をしたり、独立コンサルタントとして転職などの相談に応じる、など様々です。
特に経験豊富でコミュ力のある中間管理職の方にはむいている資格と言えます。
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 200〜300時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 講習課程の修了者、3年以上実務経験者等 |
試験の内容 | 筆記・実技 |
受験機会 | 年3回 |
合格基準 | 筆記7割・実技6割 |
合格率 | 3割前後 |
受験料 | 筆記8,900円(税込)・実技29,900円(税込) |
申込先 | JCDA |
勉強法など詳しい情報は:キャリアコンサルタント
まとめ〔 中間管理職・おすすめ資格BEST5【転職・短期準備(2ヶ月〜6ヶ月)編】 〕
今回は「 中間管理職におすすめする資格BEST5【転職・短期準備(2ヶ月〜6ヶ月)編】」ということで、短期の準備期間で転職を視野に入れた次の5つの資格を紹介しました。
- 第二種電気工事士
- 宅建士
- 簿記2級
- 通関士
- キャリアコンサルタント
人生の大きなイベントである転職を意識する中で冷静に集中して勉強するのはなかなか大変ですが、
逆にそれをモチベーションにして頑張りましょう!
必ず結果はついてきます!!