ITパスポートという資格はいわゆる”難関の資格”ではありません、
実際にあなたの周囲にも”当たり前のように”いとも簡単に合格している人がいるかもしれません、
だからと言って”子供相手に相撲をとる”ような生半可な気持ちで取り組むと足元をすくわれて倒されてしまいます。
ちゃんと準備すれば”負けるはずのない相手”にやられてしまい、恥ずかしい思いをしている人が大量に発生している(しかも進行形で)‥
それが”ITパスポート”という資格なのです。
もちろん全く初めての資格挑戦で”ITパスポート”をスパッと1回でスマートに合格する方法はあります‥
勘のいいあなたならもうお気づきかもしれませんが ‥
その答えは
- ちゃんと準備する
さらにそれに加えて
- 真剣に取り組む
です‥シンプルで王道これが結局は最短ルートなのです!
それでは解説していきましょう!
《 内容 》
・〔これが合格への手順だ!〕
・〔①敵である”ITパスポート試験”を分析する〕
〈 試験の概要 〉
・〔②今現在の自分の実力を把握しよう〕
〈 初挑戦のメリット 〉
〈 初挑戦のデメリット 〉
・〔③必要な情報を頭にINPUTする〕
❶全体像をつかむです
❷TESTに沿って問題集の答えを読んでいく
❸TESTを理解しながら読むそして自力で問題集を解く
❹合格への最終アプローチはレベルに応じて行う
・ 〔【初心者ガイド】ITパスポート試験一発合格の秘訣と勉強法〔 まとめ 〕〕
これが合格への手順だ!
結論から先に言いますが、やるべきことは大まかには次の3つです。
- まず敵である”ITパスポート試験”を分析する事=試験の概要を頭にたたき込む
- その次に今現在の自分の実力を把握する=初挑戦のメリット・デメリットを知る
- 必要な情報を頭にINPUTする=本番の試験で合格点をはるかに上回る点を取る
イメージでは問題をひたすら解く事が試験勉強の大部分と思いがちだが、実際はこの手順の1から戦いは始まっている。
これは筆者である私の経験則でもあるのだが、大昔の中国の大賢者孫子の兵法の中にも”敵を知り己を知れば百戦危うからず”というのがあり
=敵と自分の分析は戦いの基本だ‥と説いている
まずは戦う相手と自分自身をよく知ることが戦いの第一歩です!
①敵である”ITパスポート試験”を分析する
それでは試験の概要をしっかりと把握しよう!
ITパスポートという言葉の響きから受ける自分の頭の中にあるイメージと実際の試験とは多少のズレがあります、
現代に生きる人であれば、IT関連の情報は少なからず頭の中にあるものです、
正しい知識だけであれば問題ないのですが、中には独自の解釈で思い込んでいる知識もあるので、
その辺りをはっきりさせてピントをしっかりと試験に合わせる作業が必要です。
どのくらいの人が挑戦して、どのくらいの合格率があって、その他、試験範囲、試験時間は?‥
などなど、この辺りの情報も完全に頭に入れる必要があります。
〈 試験の概要 〉
〈 試験の概要 〉
勉強時間 | 100〜150時間 |
試験の内容 | ※CBT 方式 |
出題形式 | 四肢択一式 |
受験機会 | 随時受験可 |
試験時間 | 120分 |
合格基準 | 600点/1000点 |
合格率 | 51.3%(社会人約55%:学生約40%) |
受験比率 | 社会人:学生=2:1 |
受験者数 | 社会人/約18万人:学生/約5万人 |
受験料 | 7,500円(税込) |
申込先 | 情報処理推進機構 |
※CBTとはPC(操作はマウスやキーボード)を使った試験のことです。
※受験料は2022年の4月実施分より7,500円(税込)に改定予定です。
1つの興味深いデータは社会人v.s.学生の合格率で、
社会人55%に対して学生が40%と”社会人経験”はやはり有利に働くようで、学生にとってはやや厳しい合格率になっています。
〈 出題範囲 〉
- ストラテジ系(経営全般):35問程度(企業と法務・経営戦略・システム戦略)
- マネジメント系(IT管理):20問程度(開発技術・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント)
- テクノロジ系(IT技術):45問程度(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素)
※各分野足切りラインが設定されていて、それぞれが3割になっています。
つまり苦手分野であっても完全に捨ててしまうという戦法は取れないため、全ての分野をまんべんなくマスターする必要があるという事です。
ストラテジ系という分野はITを応用した経営に関わる分野ですので、順番としては最後に取り組んだ方がスムーズに勉強を進められるでしょう。
それと試験時間に注目していただくと、最終的に120分間集中できる状態に仕上げなければならないというところも重要なポイントの一つです。
当たり前の話ですが、試験に失敗してしまうと5,700円が無駄になってしまい、なおかつ自分にバツ1のレッテルを貼ることになります。
などなど、”試験の概要”には結構ポイントの高い情報が散りばめられています。
※ ITパスポート試験(情報処理推進機構) より統計データや合格者の声などの情報に触れるのもいい刺激になります。(時折モチベーションアップに利用しましょう)
②今現在の自分の実力を把握しよう
初挑戦ならではのメリットを極力活かしつつ、デメリットの芽をできるだけ摘んでいく事が大事です。
まずは客観的にこのことをしっかりと受け入れましょう!
〈 初挑戦のメリット 〉
〈 初挑戦のメリット 〉
- 頭がフレッシュである‥未知の知識に触れる楽しみがある。
- モチベーションが高い‥試験に落ちてしまった負のイメージが無いので、ちゅうちょする事もなく前進できる。
- 全くの知識ゼロスタートでも大丈夫だ‥今から勉強を始めるのでゼロ知識でも恥ずかしくない。
〈 初挑戦のデメリット 〉
〈 初挑戦のデメリット 〉
- 経験がないので、やり方を間違えてしまうと道に迷ってしまう‥自分の立ち位置が分からなくなる。
- 難所にぶち当たった時に立ち往生する‥解決方法の引き出しがない。
- 勉強のペースが分からない‥1日の勉強量の感覚がつかめない。
※このデメリットに関しては③のところでできるだけ解消していきます。
③必要な情報を頭にINPUTする
上記の①や②を踏まえた上で必要な情報を合理的に頭にINPUTしていきましょう。
まずはウォーミングアップ!です
ついつい力が入ってガッツリTESTと問題集を初めからつぶしていく人がいますが、それは×です
❶全体像をつかむです
❶全体像をつかむです
TESTのチョイスですが、色々と読み比べて自分に合いそうなものを選んでください、イラストが多くて見やすいものが馴染みやすいかもわかりません、特に指定はありません。
まずはTESTを眺めるです‥例えば新聞の朝刊を見るようなイメージです、大見出し、見出しをみながら軽く内容に触れるような読み方です、まだしっかりと内容を理解する必要はありません、
これによって全体像をつかみます、同時に立ち位置を見失って迷子になることも防ぎます。
各小範囲のボリュームや難易度などを肌感覚で掴みます。
あくまでも広く浅くです、リズミカルにできるだけスピーディーに進みましょう。
これは最初から最後まで一通り行います。
まだ理解する必要はありません、大事なのは頭の中に俯瞰図(ふかんず)=全体像を作ることです。
〈❷TESTに沿って問題集の答えを読んでいく
〈❷TESTに沿って問題集の答えを読んでいく
次にもう少し詳しくTESTを読みながらその単元ごとの問題をチェックしていきます、解答は解説も含めてすぐに見てください。
問題集は少なくとも過去5回分の問題プラスαの分量があるもの、できるだけ最新のものをチョイスしてください。(問題数が多すぎるものもあまりお勧めしません‥鮮度も重要なポイントの1つです)
- どんなところが問題になっているのか?
- 繰り返し問題になっているところはどこなのか?
- 単純暗記で対応するところなのか?
- ひっかけ問題などの罠になっている問題なのか?
そういったあたりをチェックしながら問題&答え&解説を頭にインプットしていきます。
これも最初から最後まで1通り行います。
この❶❷がいわゆる下地作りです‥期間は3週間から6週間で全部で50時間くらいの目安です、
1日最低1時間・調子が良ければ2時間超のペースでしょうか、
まだあまりレベルは高くない状態ですので一気に負荷を上げていくのは得策ではありません、
あくまでも重要なのは時間よりも内容です。
❸TESTを理解しながら読むそして自力で問題集を解く
❸TESTを理解しながら読むそして自力で問題集を解く
ここから本来の勉強のイメージに近いアプローチ方になります、
単元ごとに問題を解いていく作業になります‥
今回は問題を読んで、自力で考えて解答していくスタイルです、不正解の問題はチェックしていきます。
ここでは個人の理解度に応じて、次の作業をこなしてください、
- 全てTESTを読んだ後に問題を解く(まだ全体的に自信がない人)
- 自信のないところだけTESTを読んだ後に問題を解く(部分的には理解しているところがある人)
- TEST は読まずにいきなり問題を解く(すでにある程度手応えを感じでいる人)
一通り行った後不正解の問題をチェックして再度解きます。
この❸の作業は30〜50時間目安でしょうか、
ここでは正解率に注目します、そしてこの正解率に応じてレベル分けしていきます。
A:正解率3分の2以上:かなり適正のあるレベルです。
B:正解率3分の1以上3分の2未満:いわゆるボリュームゾーン(大多数の人が所属するエリア)のレベルです。
C:正解率3分の1未満:やや出遅れたレベルで、なりふり構わず努力しなければなりません、他力によるサポートも視野に入れます。
❹合格への最終アプローチはレベルに応じて行う
❹合格への最終アプローチはレベルに応じて行う
レベルAの方
さらにもう一回頭から最後まで問題をこなし不正解のところをチェックしていきます、
この時は本番さながらに制限時間内に解くようにしてください、スピードも要求されます。
ここで正答率概ね9割なら、試験の申し込みを行い(この試験の特性である随時受験可のメリットを活かしましょう=ある程度自分のタイミングで受験可能です)、
試験までにさらにもう1回問題を解いて、最終チェックを行って試験に臨みます、
ここでの勉強時間も30〜50時間目安です、かなり適正のある方ですので総合計でも100時間〜で終わってしまいます。
最終実力は過去問の正答率95%〜で、本番でも正答率80%〜=上位合格、調子が悪くても70%超えで合格という理想的なシナリオです。
レベルBの方
ちょうどレベルAの方から問題集1回転分遅れをとっているという方が大部分で、問題集を1回転行って正答率が3分の2以上に到達できればあとは上記のレベルAのアプローチを行ってください。
勉強時間で言えばレベルAの方にプラス50時間位あたりです。
ただしここまで問題を解いてきて、解答、解説を読んでもどうしても理解できない問題が10%以上あって正直自力ではなかなか厳しいと感じているなら、他力を利用する方法もあります‥動画解説で人の口で説明されればすぐに理解できることが多いです、
あと一歩で不合格になって時間を無駄にするくらいなら、素早く講座を利用するのもありです:スタディング
この辺りをごまかして進んでしまうと、最終的に上位合格レベルではなく、合格ギリギリレベルで受験というシナリオになってしまいます、
あくまでも、自力のみでやり切る場合はその部分は少しペースを落としてでも確実に1問づつ拾っていきましょう。
ここが、ある意味では一番厳しい踏ん張り所と言えるでしょう。
レベルCの方
この段階で正答率が3分の1しかない状態というのは、正直に言ってしまえば相対的にこの試験に対しての適性が少ない状態です、ただし1度理解さえできれば数をこなして正答率を上げていくことは可能なので、少し時間はかかりますが、他力を利用して教えてもらうことで挽回は可能です、
頭を切り替えて素早く講座を利用して ⇨ レベルB ⇨ レベルAを目指してください。
一度落ちてしまうと、時間やお金、労力の無駄になって自己嫌悪に陥ってしまったりしてしまうので、ここは結果にコミットする講座利用をお勧めします:フォーサイト
ただし是が非でも独学を貫く人はギアを上げて、気合を入れて遅れを取り戻しましょう。
一歩一歩踏みしめながら前進すれば多少時間はかかっても必ず次のレベルに到達します。
勉強時間はレベルBの方よりもさらに50〜100時間は余分にかかるので、総合計では200時間を超えるかもわかりませんが
最終的に結果を出せれば勝者です。
【初心者ガイド】ITパスポート試験一発合格の秘訣と勉強法〔 まとめ 〕
《 内容 》
・〔これが合格への手順だ!〕
・〔①敵である”ITパスポート試験”を分析する〕
〈 試験の概要 〉
・〔②今現在の自分の実力を把握しよう〕
〈 初挑戦のメリット 〉
〈 初挑戦のデメリット 〉
・〔③必要な情報を頭にINPUTする〕
❶全体像をつかむです
❷TESTに沿って問題集の答えを読んでいく
❸TESTを理解しながら読むそして自力で問題集を解く
❹合格への最終アプローチはレベルに応じて行う
・ 〔【初心者ガイド】ITパスポート試験一発合格の秘訣と勉強法〔 まとめ 〕〕
合格への手順は非常にシンプルで次の3つになります
- まず敵である”ITパスポート試験”を分析する事=試験の概要を頭にたたき込む
- その次に今現在の自分の実力を把握する=初挑戦のメリット・デメリットを知る
- 必要な情報を頭にINPUTする=本番の試験で合格点をはるかに上回る点を取る
ポイントとしては3の最終アプローチの段階で個人のレベルに応じた仕上げをすることにより、
全ての人に”ITパスポート合格”をイメージしていただける内容になっています。
目指すは 上位合格 ダ!!