もくじ
〈 まずはウォーミングアップ 〉
どちらも1000時間越えの時間を要すかなりの高い山なのでどちらの山に登るかはよく検討した方がいい‥
社労士にしても中小企業診断士にしても割と軽装備で(しっかりした準備や情報を取らずに)挑戦して撃沈していった人たちを数多く見てきたので個人的にはやはりしっかりとそれなりの装備をして計画を立てて始めた方が頂上まで辿り着ける確率は上がると思います。
余談だがスイスにマッターホルンという有名な山があるんだけど、その山はガイドと一緒にまず小さな絶壁の山を時間内に危なげなく登れたかというチェックをされて合格してからじゃないと登らせてもらえません(タレントのイモトは特別です)‥もちろん毎年数人滑落して亡くなって危険だからというのが主な原因なのですが
ですので、そもそも1000時間級の山に登れるのか?というところから始めましょう。
まず1年で1000時間というと1日ざっくり3時間です。
もしあなたがサラリーマンなら平日2時間、週末/5時間×2日‥直前期は週末/8時間×2日くらいのイメージですかね。
TVやゲームやネットや飲み会や趣味的なものは基本的にはシャットアウトです。
大丈夫ですか?覚悟はありますか?
もし試験そのものからかなり遠ざかっている人は一度「 簡単な山 」に登るのをお勧めしています‥
オススメの資格 ⇨ 取得メリットのある資格|部門別 BEST3 一度ウォーミングアップでスタートから合格証書をもらうまでをやってみてください。
簡単な山でも頂上まで行く感覚と自信はつきますし、単純に嬉しいものです。
それではどちらの山に登るかの検討に入りましょう!
〔 中小企業診断士の取得メリット 〕

・資格取得により広い視野と能力をアピールでき、より重要なポジションへの昇格や昇給にもつながる。
・転職の武器になるだけでなく独立することも可能だ。
・学習する分野の幅が広く多様性に満ちた現代においても刻々と変化する世の中に対応したカメレオン的な戦略を提案したり、コンサルティングすることができる。
・独立してやっていく場合には資格取得の講座の講師、公的業務(行政機関や公的機関からいただく相談業務の委託の仕事)、コンサルタント業務など様々な業務をこなすことができる。
・資格を取得することで大きな自信や信頼を獲得できる。
※このようなメリットがあります。
〔 社労士取得のメリット 〕

・独占業務が存在する(労働・社会保険関連法に基づく申請書の作成と手続きの代行)‥社会保険労務士であるものだけができる業務がある
・社会保険労務士という名のもとにコンサルティング業務を行うことができる(コンサルティング業務に関しては資格がなくても可能ですが、実質的には社労士のネームバリューが必要です)‥最近では政府の推進する「働き方改革」‥労働時間法制の見直し(ライフ・ワーク・バランスを整える)・雇用形態による待遇の違いを是正する(正規雇用者と非正規雇用者の格差是正)‥をうまく企業に当てはめていく方法のコンサルなど。
・転職の武器になるだけでなく法人格の独立開業が可能である‥平成26年の法改正により1人社員の法人の設立が可能となった。
・行政書士やキャリアコンサルタント、中小企業診断士とのダブルライセンスなどにより守備範囲の強化も可能である。
・資格を取得することで大きな自信や信頼を獲得できる。
※このような取得メリットがあります。
〔 中小企業診断士 VS 社労士 データ比較 〕

令和元年試験比較 | 中小企業診断士 | 社会保険労務士 |
申し込み者数 | 20,118人 | 49,570人 |
受験者数 | 16,434人 | 38,428人 |
合格者数 | 最終906人 | 2,525人 |
合格率 | 1次 21.7%/2次 18.8% | 6.6% |
合格者平均年齢 | 40歳前後 | 40歳前後 |
まずどちらの試験も申し込んでから自らリングに上がらない人というか上がれない人がこれだけたくさんいるということはチェックしてください‥すごくないですか?まずはこちら側に入りましょう、でなければ合格率0%です。
勉強時間で言えば社労士は1000時間、中小企業診断士は部分合格制度や2次試験があるので1200時間あたりです‥もちろん複数年にまたがれば+300時間〜になってくるのでなんとも言えませんが、どちらにしても年単位での挑戦になります。
年齢層はどちらもボリュームゾーンが40歳前後でそれなりに社会人経験を積んで第二の人生を見据えた方が多いようです。
社労士の方は分野が狭くどちらかと言えば記憶中心型なので記憶力に自信がある方は社労士の方が向いています、ただし取得後もたびたび法改正がある分野が多くその都度アップデートの必要があります。
対して中小企業診断士の方は守備範囲が広く弱点のないジェネラリストタイプが向いています、計算が苦にならない方もこちらになります、ただしこちらも5年ごとの研修が義務付けられていてやはりアップデートの必要があります。
中小企業診断士を目指すにしても、社労士を目指すにしてもどちらにしても取得するのに1000時間以上かかりなおかつ取得後も仕事を継続する間は絶えず知識をブラッシュアップしなければならずどちらを目指すにしても生涯勉強を継続できる方でなければなりません。
‥かなりハードルは高いです。
合格後のビジョン
もちろんどちらも独立開業も可能ですが、中小企業診断士を取った場合と社労士を取った場合に、
現実にどのような求人が待っているのかを確認することも、ある意味重要な判断基準の一つでしょう、
ハイクラス限定の転職サイト「CAREERCARVER」:年収800万円以上の求人多数。
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まずは登録して情報を獲得しよう。
〔 まとめ 〕

・中小企業診断士と社労士はどちらを取得するべきか?という論点で進めてきました。
・まずどちらも1000時間越えの勉強時間が求められていて社会人の場合年単位でかなりの摂生が求められます。
・中小企業診断士はゼネラリストで守備範囲の広い計算の得意な人が向いています。
・社労士は労務に関する記憶力に自信のある人が向いています。
・どちらも登録後仕事としてやっていく場合常にアップデートが必要で生涯継続して学習できる人を想定しています。
・まずは軽くウォーミングアップから始めることをオススメしています。
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