そもそも秘書検定1級と聞いてすぐにピンと来る人は少ないと思います。
おそらくあなたの周りにも取得している人はあまりいないのではないでしょうか?
それもそのはずで下の表のように2級などと比べても1級取得者は極端に少なくて‥2級合格者40〜50人に対して1級合格者1人くらいの比率になります。
参考‥2019年第119回秘書検定 受験者・合格者数
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
1級 | 1,044人 | 264人 | 25.3% |
準1級 | 4,515人 | 1.992人 | 44.1% |
2級 | 25,629人 | 12,523人 | 48.9% |
一体全体どんな人が目指すのだろうか?という疑問もあるかと思いますが、
もう一つ注目して欲しい数字が合格率なのです。
近年でも20%から30%あたりで推移しており、数ある1級の中でも(この【1級を取るシリーズ】の中でも)かなり高めなのです‥中には5%とか 10%なんかも普通に存在しています。
〔この辺りの数字は主催者の考え方‥1級をどの程度ステイタスシンボルとして位置付けるか‥ということにも左右されますが、秘書検定1級に関しては割と実用的なところに落ち着いています〕
例えば簿記なんかで言えば2級ですら近年15%〜30%あたりで推移していますので、
単純に合格率のみの比較で言えば、秘書検定1級の方がやや取りやすいのです。
思い切って飛び込んでみれば意外に取れてしまう資格‥それが秘書検定1級という資格なのです!
今回はそんな秘書検定1級という資格に興味のある方に、その取得メリットなどをお伝えします。
秘書検定1級をオススメする理由!
ここでは秘書検定1級を取得するメリットについてお話しします。
ポイント
1級というインパクトでアピールすべし
履歴書に秘書検定1級という文字があれば第三者による客観的な評価はいただけますし、何より1級というインパクトはあります。
ですので、転職、就職のために少しでも+αを狙うのであればかなり効果的な戦略といえます。
それと簿記2級よりやや取得しやすいというのは、あまり知られていない隠れたポイントでしょう。
ポイント
現在事務や人事部に配属されている方や、あるいは管理職として会社のマナーやルールを教える立場であるような人にとっても実用的に使えるスキルが学べる
秘書検定1級の幅広い実用的な知識やスキルによって、本人のキャリアアップにつながるのはもちろんのこと(会社によっては手当がいただける場合もある)、
中間管理職を始め指導的ポジションにある人にとっても、心理的よりどころというか説得力が増しますのでスムーズに教授することもできます。
ポイント
守備範囲以外の仕事に関しても1級としてのプライドをモチベーションにできる。
これはある種の相乗効果と言えるかも知れませんが、秘書検定1級を取得することで意識の高さというものを自覚することになりますので守備範囲以外の仕事に関しても高いパフォーマンスを出すことにつながります。
これは秘書検定1級に限らず、他の資格でもハイエンドのクラスを取得した場合の大きな特徴の一つと言えるかも知れません。
ポイント
秘書検定以外の資格に挑戦する足がかりにできる。
もちろんこの秘書検定1級取得によって他の難関資格取得のモチベーションに変えることができますし、
TEXTという情報ソース(情報の元)から情報を取り出し、問題集で問題を繰り返すことでやり方を習得し、一定のレベルに押し上げた後で受験というハードルを突破して合格を勝ち取るという「合格プロセス」は基本的にはどんな資格にでも当てはまります。
ポイント
ある一つの分野の頂上の資格を取得しているという自信が得られる!
実はこれが一番大きなメリットと言えるかも知れませんが、
自分が目指したものを克服した”喜びと、
増してやそれが一つの資格の頂点であればなおさら、
何ものにも変えがたい”自信”が得られます。
秘書検定1級の基本情報
おすすめ度 | |
難易度 | |
勉強時間 | 150〜200時間 |
〈試験の概要〉
受験資格 | 特になし |
試験の内容 | 筆記試験・面接試験 |
受験機会 | 年2回(6月・11月) |
合格基準 | 理論60%かつ実技60% |
合格率 | 2割〜3割 |
受験料 | 6,500円(税込) |
申込先 | 実務技能検定協会 |
秘書検定1級の勉強法

1級に必要な情報は2級・準1級と同様にテキストと過去問になります。
特にこの秘書検定1級に関しては出版されているTEXT・問題集の絶対数が少なく実はあまり選択肢がありません。
そういった意味においてはどの程度までこの問題集の完成度を上げるのかといったところが勝負になってきます。
秘書検定2級などの取得経験があればまさにその通りの学習法で大丈夫ですし、
もしいきなり1級を狙う人であれば‥参考までに次のような手順で学習を進めてください。
step
1まずは一度TEXTを通読します、ここでは軽く読んでください‥覚える必要はありません
step
2次に単元ごとにポイントとなるであろう用語を意識(チェック)しながら通読する‥まだ覚える必要はありません
step
3今度は問題集をTEXTを見ながら解いていきます、答えを見ながらで構いません‥どんなところを問題にしているのかを肌で感じるためです、これも最後までやります
step
5今度は何も見ずに問題をやっていきます、間違えた問題はチェックを入れておきます、同時にその問題に関してはTEXTに戻って確認もしてください
step
6チェックを入れた問題のみをやる、間違えたところはまたチェックを入れチェックがなくなるまで繰り返す
step
7また全体を通して問題集をする‥ステップ5、6を繰り返します。
step
7最低5回は回すことになると思います‥これで直近の過去問95%マスターできます
2次試験の面接対策に関しましては、まずは準1級のDVD付きマニュアルで確認しシミュレーションを繰り返して、さらに1級の問題集で確認してください。
この辺りもかなり情報が少ないのですが、チェックポイントをしっかり押さえて本番をイメージして練習しましょう。
合格後のビジョン
どんな資格にも共通して言えることですが、
合格する人の特徴として、当然合格するという前提でその次の一手を考えるものです。
合格した場合、現在の職場で手当がいただけるのか?の確認も当然重要な情報ですし、
勉強の合間にでも秘書検定1級取得者の求人情報などをどんどん取り入れることは、
モチベーションを高める意味でも有効な手段です。
貴重な時間を費やして勉強するわけですから、
道具として最大限活用する方法も同時に考えていきましょう!
まとめ〔 秘書検定1級の取得メリット【1級を取るシリーズ】〕

今回は「 秘書検定1級の取得メリット【1級を取るシリーズ】 」ということで、秘書検定1級の資格を取るメリットなどについてお話ししました、
思い切ってチャレンジする行動力がこの希少価値を獲得する唯一の方法です。
あなたの意識の高さを形にするチャンスを自分に与えてみてはいかがですか?
ぜひ、次の6月・11月の試験に合わせて計画を立てましょう!
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