社会保険労務士を取得するのは難しいがそれとの引き換えでやはりメリットがある。
まずはこれから社会保険労務士をめざす方や、
社会保険労務士という資格がどういうものなのかに興味のある方にむけて、
社会保険労務士を取得することで得られるメリットについてお話しします。
もくじ
【これだけのメリット】 ⇦ 社会保険労務士を取得する
- 独占業務が存在する‥社会保険労務士であるものだけができる業務がある。
- 社会保険労務士という名のもとにコンサルティング業務を行うことができる。(コンサルティング業務に関しては資格がなくても可能ですが、実質的には社労士のネームバリューが必要です)
- 法人格の独立開業が可能である‥平成26年の法改正により1人社員の法人の設立が可能となった。
- 勤務社労士の場合資格手当がもらえる場合がある。
- 資格を取得することで難関を突破した自信が得られる。
- 周りの人からの信頼が得られる。
※これ以外にも自分自身や親族の年金関係の手続きや労働関係の問題の解決に役立つ。
〔 独占業務とは 〕
- 1号業務‥労働社会保険諸法令に基づいて行政機関に提出する申請書類等の作成、提出手続きの代行。
- 2号業務‥労働社会保険諸法令に基づく帳簿書類等(就業規則など)の作成。
まずは”敵を知る”事から
【 令和4年度 社会保険労務士試験 】
2022年4月中旬予定
↕︎ 申し込み期間
2022年5月31日
- 2022年8月第4日曜日(例年)試験日
〔 受験資格 〕
〔 試験範囲 〕
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法
- 雇用保険法
- 労働保険の保険料の徴収等に関する法律
- 労働管理その他の労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
- 健康保険法
- 厚生年金保険法
- 国民年金法
〔 出題の形式 〕
- 選択式‥8問(80分)
- 択一式(五肢択一・マークシート)‥70問( 210分)
〔 試験機会 〕
- 年1回(詳しい範囲と日程は全国社会保険労務士会連合会試験センターでご確認下さい)
〔 合格基準 〕
- 選択式‥総得点26点以上かつ各科目3点以上(合格基準の補正の場合あり)
- 択一式‥総得点43点以上かつ各科目4点以上(合格基準の補正の場合あり)
〔 合格率 〕
- 概ね6〜8%で変動があります。
‥概要はこのようになります。
社会保険労務士の資格取得へのアプローチ

まずこの試験の試験範囲のボリューム・合格者の平均的な勉強時間などから割り出すと‥
およそ1000時間の勉強が必要です。
もちろん中には要領のいい人で400〜600時間で受かる人もいるだろうし、
逆に2000時間以上かけて合格する人もいるだろう‥
そもそもこのおよそ7%という合格率の試験を勝ち抜くには、
やはりそれなりの戦略と覚悟、モチベーション、健康の維持などが必要になってきます。
そこで僕がお勧めしたい〈戦略〉は
もしあなたが資格試験に初めて挑戦するとか、受験や学校の試験からずいぶん遠ざかっているならば、
1度50〜300時間で合格できる資格を経験して‥
もちろん、合格して自信をつけてから‥
要は一度ウォーミングアップしてからチャレンジするのはどうだろうか?
心づもりなしにいきなり勉強を始めて、途中で挫折してTEXTを無駄にするのはもったいないので。(社労士となるとかなりのTEXT代がかかってくるので)
すぐ勉強を始める
前振りはいらない、次の試験で合格しなければいけない人はすぐに勉強を始めてもらってもちろんかまわない。
一応おすすめ教材を上げておきます。
やはり過去問を確実に得点するのが基本です(5回は回したい)‥正解率95%まで追い込んでください。
さらにTEXTの読み込み、予想問題などの情報それと社労士特有の横断式のまとめなどで +α を積み上げたい。
細かい〈 戦略 〉
・勉強時間が1000時間を越える長丁場になってくると、途中でモチベーションが低下してくる時期がやってくるのでその時は思い切って休日を作ってみるとか、漫画のTEXTを使ってみるとかしてうまく気分転換をはかりたい‥ほとんどの人が経験するのであまり深刻に考えないことが重要
・あと僕が受験時代にやっていたのは勉強の進捗表を作ってクリアケースに入れてました‥
縦軸は「労働基準法」などの項目、横軸はTEXTの読み込み1、2、3、問題集1、間違いの見直し、問題集2、間違いの見直し、過去問題集1‥5、間違いの見直し1‥5、予想問題集、間違いの見直し、横断まとめ読み込み、法改正まとめ読み込み‥etc 終わった所は丸印か日付を入れる
・TEXT類はすべて単元ごとにカッターで切って、切断面をテープで補強して薄くして持ち歩いてました‥TEXTが分厚いと圧迫感があるが、薄くすると身軽になって勉強の意欲が(若干)増すのでオススメです
・最後の1週間で過去問1回やる(やはり過去問が一番大事)
・試験の前日はよく間違えた所・横断まとめ、法改正まとめの確認
すきま時間を利用する方法
まとめ

- 社会保険労務士を取得するメリット(独占業務があり独立が可能)
- 社会保険労務士資格の概要(特殊な受験資格、ボリュームのある範囲など)
- 社会保険労務士の資格取得へのアプローチ方法(長丁場の勉強に備える)
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