社労士の資格を取るために頑張って勉強をしている人の中で全くスランプにならずに試験日を迎える人は少数派でしょう‥
合格者であっても大多数の人が程度の差こそあれスランプを経験しているものです。
社労士レベルになってくると勉強も半年を超える長丁場になってくるのでどんな人であってもある程度の好不調の波があったりスランプに陥ってしまうことは十分にあり得ます。
「 もしかしたら今スランプかもしれない 」と自覚があった時には「 誰でもなることだから 」‥とまずは冷静に受け止めましょう。
今回はスランプになってしまった時に対処する方法を3つのパターンに分けて詳しく解説します。
もくじ
〔 まずはセルフ分析です 〕

まずはあなたのスランプが次のどのパターンに当てはまるか考えてみてください!(できるだけ近いものを)
① 苦手なところ又は難所のトラップにハマってしまい勉強が止まってしまっている。
② ある程度自分なりに勉強を進めてきて、問題もある程度こなしてきたが、今自分がどのあたりにいるのか分からない迷子の状態になって勉強がストップしてしまっている。
③ 試験日までにやるべきことはわかっているのだがモチベーションが徐々に下がってきて、気づけば前に進まなくなっている。
どうですか?
正直僕自身は同時ではないですがこの全てに当てはまったことがありましたが最終的には合格しましたので有効な対処方法はあります。
〈 ① 苦手なところ又は難所のトラップにハマってしまい勉強が止まってしまった 〉

これは勉強を始めて間もない人や、一通りの勉強が終わってない人に見られるパターンで特に独学の人に多いパターンです‥この有効な対処法は思い切ってその部分を一旦飛ばすです、飛ばしながら最後までいってまた2回目に当たった時にはそれ以外の知識のバックアップがあるので意外と解けたりします。
これは順番にやらないといけないと思っている日本人には少し抵抗があるかもしれませんが慣れれば意外とできます、僕なんかはこれの進化系で資格試験の1回目の学習は面白そうなところからやるようにしています。
それでもダメなら、僕が使う手はマンガの教科書を使うかGoogleで検索するです‥これでほぼ解決できると思います。
これでもダメなら資格の学校へ通うことをお勧めします、コストはかかりますが理解している人に教えてもらうのが最も時間的には早く解決します。
①に関しては原因がはっきりしているので対処はしやすいと思います。
〈 ② ある程度自分なりに勉強を進めてきて、問題もある程度こなしてきたが、今自分がどのあたりにいるのか分からない迷子の状態になって勉強がストップしてしまった 〉

これ資格試験の初心者に多いパターンだと思いますが、あまり計画を立てていない状態からスタートをした割にはそれなりに進んだんだけど、気づけば次に何をやっていけばいいか分からなくなって勉強が止まった状態です。
山登りで言えば、勢いよく歩き始めたまでは良かったが山の中腹で迷子になってどっちに向かって歩けばいいか分からなくなっている感じです。
試験のボリュームが30時間の勉強で合格する(TEXT1冊・問題集1冊の)ような資格であればあまり起こらないことですが。
社労士レベルだとやはりしっかりと計画を立てて(途中で修正を加えながら)それに従ってやるのが定石です、それを怠ったために陥ったスランプです。
具体的な対処法は例えば、
期間を基礎力養成期(4ヶ月)・応用力養成期(3ヶ月)・実力養成期(3ヶ月)に分け、それにやるべきこと(TEXTの読み込みとそれに対応した問題集数冊+過去問数冊+予想問題集、全てを5回繰り返す)を振り分ける‥
オススメは下記のように試験日までにするべきことを期間ごとに1枚の紙に書いてクリアファイルに入れてやったところをチェックすると分かりやすいです。
応用力養成期 | 第1章 | 第2章 | 〜 |
労働基準法・TEXT A | ○ | ○ | |
労働基準法・問題集 A | ○ | ○ | |
労働基準法・問題集 A | |||
労働基準法・過去問 A | ○ | ○ | |
労働基準法・過去問 A | |||
‥ | |||
(予想問題集) | |||
‥ |
〈 ③ 試験日までにやるべきことはわかっているのだがモチベーションが徐々に下がってきて、気づけば前に進まなくなっている〉

①でも②でもなく徐々にモチベーションが下がってしまっている状態‥このスランプが一番根が深いかも分かりません。
一番考えられるのは、目標そのものに問題がある、あるいは元々の動機に問題がある場合‥
例えばこの試験を受ければかっこいいとか、周りの人達が受けるから、とにかく転職する為、など体裁だけで受験を決めて始めてみたものの自分の意識に大義がないため徐々にブレーキがかかってきたような場合。
またはここまで勉強を進めてきてある程度全体像が分かって、この試験の本質と自分自身の本質とにギャップがあることが分かってブレーキがかかってきた場合(僕自身、年金の世代間扶養のシステムに疑問が湧いてきて勉強が止まった経験があります。
あるいはここまで勉強を進めてきてこの試験のレベルがある程度分かってブレーキがかかってきた場合‥(思っていたよりもレベルが高すぎる(対応できない))・(思ったほどレベルが高くなかった(価値がないように感じる))
このような場合は一度自分自身によく問いかけてください、
取るべき対処法は
A. 「 なるほどそうだったのかと 」そういう自分自身の気持ちを分かった上で、資格試験とはそもそも落とすための試験で面白くないものだと割り切って再度頑張る。
B. 思い切って勉強を中止して目標をチェンジする(確かにこれまでかかった費用や時間はもったいないが、これから先の費用や時間はもっともったいない)‥確かに勇気はいるがもっと有意義な時間を過ごすために少し回り道をしただけだと思えばいい。
〔 まとめ 〕

今回は社労士に受かる勉強法 ということでスランプになった時の対処法のお話でした。
まずは自己分析していただきあらかじめ用意した3パターンで展開しました。
レベルになってくると勉強も半年を超える長丁場になってくるのでどんな人であってもある程度の好不調の波があったりスランプに陥ってしまうことは十分にあり得ます。
うまくスランプと付き合ってぜひ人生の合格を勝ち取ってください!
【 社会保険労務士 】Top に戻る↩︎